アーケードマックスのレバーが壊れたので三和レバーに交換した話
上の写真だとレバー以外も壊れてそうだけど大丈夫です。
タイトル通り、アーケードマックスのレバーが壊れました。斜め入力全般が入らなくなり(もともと入りづらい仕組みらしい)、昇竜拳とか全く出なくなったのでレバーを交換することにしました。
で、注文したレバーJLF-TP-8Y-SKです。一般的な三和レバーですね。
三和レバーにするかセイミツレバーにするかとても悩んだのですが、今後もいろんな格ゲーをやり続けて行くであろうことと参考動画があったことが決め手でした。
上の動画を見ると分かるのですが、穴を空ける必要が無いというのもいいですね。俺はウメハラ持ちをするので穴を空けて固定するとネジ穴が手に当たりそうで怖いなーと思っていました。
裏面の滑り止めの下にネジが潜っているのでそこから開けましょう。普通のドライバーで開けられます。俺のアーケードマックスは滑り止めが全て無くなっていました。
中身です。すんごいシンプルですね。
今回はレバーだけ交換なのでレバーから生えているコードとそこに繋がっているプラグだけ気にすればいいというわけです。
それではドライバーでレバーを外していきましょう。
ネジが全部はずれました。本当はここからマイナスドライバーを使いレバーボールを外す作業があるのですが(上の画像の溝にマイナスドライバーを指しレバーボールを回して外す)、どうしても外れなかったのでCリング(上の画像の溝の周りにある奴)をペンチで無理やり引っ張り剥がしてレバーを分解してなんとかしました。
引っ張り剥がした様子。ネジ曲がって不可逆なダメージを与えることになるので覚悟が必要です。
外した様子。レバーとコードがハンダ付けされているのでニッパーで切り離します。このコードは今度も使うので残しておきます。
で、この時、三和で売られているハーネスが無いとコードと繋げられないのでは???と気付きました。コードの皮をニッパーで剥き、上の画像の端子に直接巻きつけて見たところ普通に認識したので、気合でハンダ付けすればハーネス無しでもなんとかなるとは思うのですが、失敗が怖いしその後のメンテナンスがすごく大変になりそうなので今回は素直にハーネスを注文し直しました。
で、ハーネスが来るまでの間にレバーを固定出来るようにしておこうと六角スペーサーを買ってきました。が、上の画像のスペーサーだとネジ穴に入りません。どのネジなら入るのかめっちゃ頑張って探しましたがそれっぽい規格のネジのスペーサーが見つからないためめちゃくちゃ苦労しました。
で、見つけたのがコレ。TPS632-6です。秋月電子通商の通販で買いました。参考動画を見て、色的に樹脂製の六角スペーサーだなと検討付けた感じです。
そもそもネジ穴がインチネジ仕様で、この六角スペーサーはミリネジなので普通は入らないはずなのですが、樹脂製なのでラジオペンチで無理やり回し入れると入ります。入るとは言わない気がします。
なのですが、ネジ穴には入る代わりに今度はレバーの穴に入らないわけですね。秋月電子通商にはコレよりも細い六角スペーサーは無く、ここからまた六角スペーサーを探しまわるのはいろんな意味で無理だと思ったので(そもそも近所のホームセンターには六角スペーサー自体が無い)、この六角スペーサーを削ることにしました。
最初はカッターで削ろうとしましたが無理です。
鉄ヤスリでひたすらやっていきましょう。
ひたすら無心で削り続けながら、ある程度経ったら穴に入れてみるを繰り返します。この作業、苦行以外の何物でもありません。
ハマってきました。
無事ハマりました。ここまで削るのに2時間弱かかりました。残り*3...
全部削れました。手首に激痛が走るようになっていましたが確かな達成感はありました。二度とやりたくありません。
ネジ止めしていきます。この時六角スペーサーの遊びが足りなすぎたせいか、4つ六角スペーサーをつけた状態だとレバーをはめられなく、だからといってここからさらに削る作業をするのは心身ともに無理なので六角スペーサーを一つ減らしました。3つも4つも大して変わらねえよ!という気持ちでやっていきましょう。
ちなみにこの時に使ったネジはコレ。M3x10mm超低頭ネジです。M3なる規格があることを今回ので初めて知りました。
無事レバーを設置することができました。この頃にはハーネスも届いていたので取り付けます。
アーケードマックス側から生えている赤いコードは全てGNDなので全部まとめてレバーのGND(黒いコードですね)とハンダ付けします。絶望的に汚い。
GNDという概念をこの時初めて知ったのですが、ググッて意味を調べたら地球がどうとか出てきてよく分からなかったので、とりあえずGNDを全部繋げりゃいいんだろ?という雑な理解で済ませました。
全部ハンダ付けしました。どこのコードがどの方向か一つ一つ調べながら慎重にハンダ付けしていきましょう。手元にあるメモには
アーケードマックス側
左 : 下 : 右 : 上
レバー側
上
下
右
左
GND
と書いてあったのでその通りにすればいいとは思うのですがまぁ念のため確認しておきましょうね。
で、この後ハンダ通しの接触をさけるためにビニールをかぶせる必要があるのですが、俺は持っていなかったのでそのままにしています。怖いと思った人はビニールをかぶせるかセロハンテープでも回し付けておけば良いのでは無いでしょうか。
レバーボールを固定します。
無事レバー交換が終わりました。すんごい大変(主にヤスリがけが)でしたね...
で、レバーの方ですが元のレバーに慣れすぎたせいか三和レバーは柔らかすぎるなーという印象でしたが、しばらく使っていたら慣れました。元のレバーのクリック感が好きな人はセイミツレバーの方が良いかもしれませんね。おわり